カルス (Kars)
928年から961年まで、今日のアルメニア共和国からトルコ共和国東部までの広い範囲を領土としたバグラトゥニ朝アルメニアの首都だった. 19世紀には都市としての重要性を増し、1877年から1878年にかけての露土戦争の結果として、帰属がオスマン帝国からロシア帝国に移った. 第一次世界大戦中の1918年にはオスマン帝国がカルスを占領したが、オスマン帝国はムドロス休戦協定によって、アルメニア第一共和国に対してカルスを放棄することを余儀なくされている. 1920年末の中にもトルコがカルスを占領. 1921年には、トルコ大国民議会、アルメニア・ソビエト社会主義共和国、アゼルバイジャン民主共和国、グルジア民主共和国の間でカルス条約が締結され、カルスをトルコ領とする国境線が確定した.
古代ローマのストラボンが書いた『地理誌』では、古代アルメニアの中の「Chorzene」として言及されている. 「Kars」という名称の起源は、「門」を意味するグルジア語の単語「კარი」(kari)に由来するとする説がある. 一方で、「花嫁」を意味するアルメニア語の単語「հարս」(hars)や、さらには「Kaṛuts要塞」を意味する「կառուց բերդ」(kaṛuts berd)に由来するとする説もある.
地図 - カルス (Kars)
地図
国 - トルコ
トルコの国旗 |
アジアとヨーロッパの2つの大州にまたがる. 北は黒海とマルマラ海、西と南は地中海(西はエーゲ海)に面する. 陸上国境は、西でブルガリア、ギリシャと、東でジョージア(グルジア)、アルメニア、アゼルバイジャン、イラン、イラク、シリアと接する.
通貨 / 言語
ISO | 通貨 | シンボル | 有効数字 |
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TRY | トルコリラ (Turkish lira) | ₺ | 2 |